【解剖学】関節運動の表し方について【知っといて損なし】
この筋肉をフォーカスするときは「こっちに曲げる」、それでもいいですが、言い方として手関節の「屈曲」!!など単語がしっかりと言えれば説明の際も楽ですし、この人はちゃんと勉強しているんだなと知っている人からすればとても話が聞きやすいです。
今回はそんな筋肉の動き(関節運動)について書いていきたいと思います。
<目次>
1:関節運動の表し方とは
まず、題にも挙げた通り「関節運動の表し方」とはなんでしょう?
答えは、
「手をグーにする」は「指を曲げる」ですよね??
逆に、
「手をパーにする」は「指を伸ばす」になりますね!
何が言いたいかって言いうと、
この時の「グー」と「パー」の各関節事
の動きに名前がついているのです。
この他にも、肩の関節、肘の関節、手の関節、膝の関節、股関節・・・など、
関節の動きには名前が付いています。
2:関節運動の名前
ベースとして「肩関節」の運動表示をで示していきます。
1.屈曲・伸展
↑ニュートラルポジション
1枚目が「屈曲」、2枚目が「伸展」になります。
ニュートラルから、
前方に行けば、「屈曲」
後方に行けば、「伸展」
また、
「屈曲」は前方挙上ともいわれます。
「伸展」は広報挙上ともいわれます。
写真の筋肉はその動きの時に使われる筋群になります。
手関節や頚部・体幹、足関節では違う呼び方があるため注意です。
「手関節」
屈曲→掌屈
伸展→背屈
「頚部・体幹」
屈曲→前屈
伸展→後屈
「足関節」
屈曲→底屈
伸展→背屈
という形になります。あくまで違う名前もあるよとのことなので、屈曲・伸展でも通用します。
2.内転・外転
1枚目が「外転」で、2枚目が「内転」になります。
身体の、
正中線から離れていくほうを「外転」
近づいてくるほうを「内転」といいます。
また、頚部・体幹では、
「内転・外転」のことを「側屈」と呼びます。
指の場合では、
第3指を中心に、
離れていくほうを「外転」
使づいてくるほうを「内転」とも呼びます。
3.内旋・外旋
↑こちらがニュートラルポジションになります。
1枚目が「内旋」、2枚目が「外旋」になります。
ニュートラルポジションから、
内側に行けば「内旋」
外側に行けば「外旋」になります。
動きとしては、上腕骨の動きを見ているのでこういったポジションになります。
前腕部では、
名前が変わり、「回内・回外」に変わります。
こちらは、
手のひらを上にしたら「回外」
手のひらを下にしたら「回内」になります。
回旋の運動に当たりますが、上腕と前腕で名前が変わるので注意です。
4.分回し運動
こちらはイメージ写真はありませんが、書かせていただきます。
体節が円錐運動をすることを指します。
円錐の先端は関節で、底部は末梢に当たります。
その考えで行くと、
人差し指をだし、空に円を描いてください。
これが分回し運動です。
しかし、回旋は含みません。
他で示すなら、
股関節、肩関節、MP関節、、、、といったふうにあります。
3:まとめ
本日は関節運動の表し方について書かせていただきました。
まだまだ説明しきれていない分もたくさんあります。
なので追記でどんどん書いていこうと思います。
しかし、ベースとしては今説明したものが使われるので覚えておくのがいいでしょう。
「屈曲・伸展」
「内転・外転」
「内旋・外旋」
「分回し運動」
こちらをお忘れなく!!!
今回は「肩関節」をベースに話しましたが、
どの関節、場所をフォーカスするかによって名前も変わりますのでそれもおいおい話していきます。
本日はここまで!!
それでは!!